「そんなに残業しなくていいんじゃない?」
「早く帰ってください」
最近、そんな声をちらほら聞くようになった。
でも、やっていることはただの残業じゃない。
仕組みを作り、現場をラクにし、未来の混乱を減らすため。
それが自分の仕事だと思っているし、
今しかできないと思っているからこそ、
トライ&エラーを繰り返しながら動き続けている。
自己犠牲のつもりはまったくない。
むしろ、これは「自分がやりたくてやっている仕事」だ。
今回はそんな、“誤解されやすい努力”について、
正直な気持ちを書いてみようと思う。
今、やっているのは“残業”ではない
最近、自分のやるべき仕事がかなり明確になってきた。
システムを見直し、ミスを減らす仕組みを作り、
日々の業務をもっとスムーズにするための改善を重ねている。
新しいことを試しては修正し、
「ここはこうした方がいいかも」と手を加え、
試行錯誤の連続だ。
その過程で、どうしても“通常勤務時間内”だけでは終わらないことが出てくる。
でも、自分としてはそれが残業だとは思っていない。
やらされているのではなく、
「やりたいからやっている」仕事。
今の取り組みが、数ヶ月後、あるいは来年には、
「やっておいてよかった」と思える形になるように──
そんな想いで動いているだけだ。
自分の仕事を“今だけの労働時間”で切り取ってほしくはないと思っている。
でも、外からは“残業している人”にしか見えない
もちろん、外から見れば「残業している人」にしか見えない。
勤務が終わっても帰らずに、
ひとりでパソコンを開いて何かやっている姿は、
周囲には「また残ってるな」「残業しすぎじゃない?」と映るだろう。
実際、上司や他の管理職からもそんな声が出てきた。
でも、自分としては残業代をもらっているわけでもないし、
誰かにやれと言われたことをやっているわけでもない。
むしろ、「自分の責任」として必要な準備をしているだけ。
「もっと早く帰れば?」という声が否定に聞こえてしまうのは、
自分が勝手に抱えているプレッシャーなのかもしれないけれど──
それでも、
「ちゃんとやっておきたい」と思う気持ちだけは否定しないでほしい。
現場も回し、自分の締切も守る。そのギリギリの中で
管理者としての仕事を進めている最中でも、
突然現場に入ることはよくある。
誰かが急に休んだり、トラブルが起きたり。
フルで現場に入る日もあれば、ちょこちょことサポートに回ることもある。
もちろんそれも仕事のうちだし、
チームで助け合うのは当たり前だと思っている。
でも──
現場に入りながら、自分の“管理者として仕事の締切”が消えてなくなるわけじゃない。
書類の整備、仕組みづくり、情報の更新。
自分しか把握していない内容、自分しか整えられない項目。
誰も「代わりにやっておくよ」とは言ってくれないし、
結局、時間外でやるしかない。
それが続くと、
「なんで自分ばっかり…」と思う瞬間も、正直ある。
でも、それでもやる。
なぜなら、この仕組みを整えない限り、誰もラクにならないと分かっているから。
まとめ:やりたいからやってる。でも、尊重されたい
「やりたいからやってる」
そう言うと、「それなら好きにやれば?」と思われるかもしれない。
でも、自分の中には確かに“目的”がある。
それは、未来の現場がもっとラクに、もっと笑顔で回るようにしたいという思い。
そして、自分がこれからさらに上の立場に立ったとき、
チーム全体が安心して動ける土台を、今のうちに整えておきたいという覚悟。
残業がしたいわけじゃない。
評価されたいわけでもない。
ただ、「必要だ」と思ったからやっている。
だからこそ、
時に“自己犠牲”だと誤解されてしまうのは、少しだけ寂しい。
「あの人は何かを整えようとしているんだ」
そんなふうに見てもらえるだけで、
少し気持ちが軽くなるかもしれない。
この記事が、
同じように“やりたいことをやってるだけなのに否定される”と感じている誰かに、
そっと寄り添えたら嬉しいです。
よし、明日も仕事頑張ろう