2017年にロードバイクに乗り始めてからずっと使い続けてきた OGKカブトのFIGO。
気づけば8年、汗で顎紐にカビが出たり、真夏のロングライドでは通気性に限界を感じたりと、「もうそろそろ替え時だな」と思う場面が増えてきました。
そこで今回選んだのが、最新テクノロジーを詰め込んだ MET Trenta 3K Carbon MIPS。
軽さ・通気性・安全性、そしてデザイン性まで大幅に進化したと評判のこのモデルが、100〜200kmを走るロングライドでどれだけ快適さをもたらしてくれるのか──大きな期待を込めて購入しました。
8年間ありがとうカブトよ!!


製品概要+仕様

ブランド背景
**MET(メット)**は1987年創業のイタリア発ヘルメットブランド。
長年にわたりプロチームやトップカテゴリーのレースで使用されており、特にエアロ性能と安全性のバランスに定評があります。UAE Team Emiratesをはじめとしたワールドツアーチームも採用しており、「実戦で鍛えられた信頼性の高いブランド」として知られています。
モデル名・バージョン
今回紹介するのは 「MET Trenta 3K Carbon MIPS」。
このモデルは、軽量なカーボンシェル(3K Carbon)と、新しい衝撃保護機構 MIPS Air を組み合わせた最新仕様です。
上位フラッグシップとして位置付けられており、一部では数量限定のシグネチャーカラーやレインボーエディションなども展開されています。
サイズラインナップ・重量・価格帯
- サイズ展開:S(52–56cm)、M(56–58cm)、L(58–61cm)
- 重量:S 220g / M 225g / L 265g(実際にはMサイズが最も流通)
- 価格帯:税込46,200円前後(国内の量販店・公式販売価格)。限定カラーもほぼ同水準。
「軽さ」と「剛性」のバランスに優れたカーボン素材を使うことで、同クラスのヘルメットよりもEPSフォームを薄く設計でき、結果として軽量性と通気性を両立しています。


安全評価/レビュー
- MIPS Air搭載:低摩擦レイヤーにより転倒時の回転衝撃を低減し、脳震とうリスクを抑制。
- JCF公認モデル:日本の公式競技でも使用可能。
- プロの実績:UAE Team Emiratesがツール・ド・フランスなど主要レースで使用し、勝利に貢献。
- レビュー傾向:
- 通気性・快適性・軽量性に関する高評価が多数
- 空力性能も優れており、ロングライドやレースでの体感メリット大
- 一方で、外部衝撃試験(例:Virginia Techの星評価)などの公開スコアは現時点で未確認
見た目・デザインレビュー
カラーの印象とバイクとの相性
MET Trenta 3K Carbon MIPSは、豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつ。
さらに、レインボーリミテッドエディションなど鮮やかな限定色は、バイク全体を華やかに見せ、イベントや写真撮影でも映える存在感を発揮します。
限定版カラーの紹介
質感・仕上げ
Trenta 3K Carbon MIPSの魅力は、単なるカラー展開だけでなく、仕上げの美しさにもあります。
カーボンとポリカーボネートシェルの組み合わせによって、軽量性・強度・高級感が見事に両立されている点も注目ポイントです。



フィッティング体験レビュー
フィット感・装着感
まず驚くのは軽さ。カーボン構造の恩恵で「被っていないような感覚」と評されるほどで、ロングライドでも首や肩への負担が少なく感じます。
アジャスターには SAFE-T Orbitalフィットシステム を搭載。後頭部を包み込むようにホールドし、ダイヤル操作で締め付け具合をミリ単位で調整可能です。
内部パッドも厚みと弾力がしっかりしており、頭の形に沿って密着。長時間着用しても痛みやズレがほとんどなく、安心して走りに集中できます。
通気性とエアロ性能
ベンチレーション設計が秀逸で、走行中に効率よく風が流れ込み、9月後半で少し心地よくなっていますがめちゃくちゃ快適です。
一方でシルエットは空力性能を意識した流線型。通気性とエアロの両立に成功しており、レースからロングライドまで幅広く対応できる設計になっています。
実際のユーザー体験



実際の使用感・通気性 etc.
ロングライドでの汗・風の通り・重さ
- 19個のベンチレーションホールによる抜群の通気性で、猛暑でも風が「ガンガン抜ける」感覚が体験でき、汗がこもりにくいです。
- 脱着の瞬間から軽さを実感でき、Mサイズで実測225g。長いライドでも「被っていることを忘れる」ほどの軽量感です。
下向いた時の視界・空気抜け
- 25度設計のリアデフレクターで、下を向いた状態でも空気の流れがスムーズに抜けるため、クライミングや信号待ちでも蒸れにくくなっています。
- 視界の妨げがなく、サングラスポートも設計されていて安心して使えます.
夏 vs 登りでの涼しさ
- 夏の炎天下でもヘルメット内にしっかり風が通り涼しいと評判。冬場は冷えやすいと感じるほどのエアフローと言われています。
- 登りでもヘルメット内の熱気が後方排気で抜けるため、息苦しさがなく、従来型より涼しさが際立ちます。
音・防風性能
高い通気性・軽量感・設計の秀逸さで、夏のロングライドや登坂でも快適なヘルメット体験が得られます
比較セクション
今回購入にあたって悩んだ相手がOGKのイザナギです。
比較表を作成してみました。
比較項目 | イザナギ(一般日本ブランド例) | MET Trenta 3K Carbon MIPS |
---|---|---|
素材 | 多様(プラスチック樹脂など) | 3Kカーボン+ポリカーボネートシェル |
重量 | 200~300g台(モデル依存) | 約220~265g(サイズ別) |
衝撃吸収技術 | 一般的MIPS搭載モデルあり | 新開発MIPS AIR搭載による多方向衝撃吸収 |
通気性 | 通常の通気孔装備 | NACAベンチレーション(高効率通気) |
フィット調整 | バンドやダイヤルによる調整 | Safe-T Orbital フィットシステムによる精密調整 |
デザイン | 日本的センス、多様 | イタリアンデザイン、プロ仕様の高級感 |
使用実績 | 一般ユーザー向け | UAEチームエミレーツ公式使用、ツール・ド・フランス実績あり |
価格帯 | 1万〜3万円台(モデルにより変動) | 約4万〜5万円 |
なぜ私がMET Trenta 3K Carbon MIPSを購入したかというと、ベンチレーション機能が優れていることとUAEチーム公式仕様という響きに惹かれて購入してしまいましたね!!
だけどイザナギっていう名前がかっこいいのでめっちゃ惹かれました。
総評・まとめ + 購入案内
気になる点
・価格が高く、普通の軽量MIPSヘルメットと比較すると重量差は約20〜30gだが価格差が約1万円以上ある。
・頭の形によってはフィット感が異なるため試着が推奨される。
・デザインや重量は好みが分かれることも。