「防火管理者講習に参加して思った、守るという仕事の重さと誇り」

「守る」という仕事の重さを、ここまでリアルに感じたのは初めてかもしれない。
この2日間、防火防災管理者講習に参加させてもらい、改めて感じたのは
“誰でもできる役割じゃない”という事実と、
そこに自分が立たせてもらえたことへの深い感謝だった。

正直、まだ自分に大きな権限があるわけじゃない。
それでもこの立場を任されるということは、
上司から“施設を守る役割”への期待を込められているのかもしれない──
そんなふうに思うようになった。

そして今、取り組んでいる業務改善も、
「防火・防災」という視点が加わることで、
“日々の動線”や“チーム編成”の意味がまた変わって見えてきた。

目次

この研修を受けさせてもらえたことへの感謝

正直、防火防災管理者講習という言葉を聞いたときは、
「法令に関する座学が中心で、少し堅苦しそうだな」と思っていた。

でも実際に受けてみると、
“命を守る”という観点から施設を見直す時間になった。
しかも受講していたのは、ただの現場スタッフではなく、
管理職や責任者クラスの方ばかり。しかも全く別の業種の人ばかり。
その中に自分がいることに、驚きと少しの誇りを感じた。

講義の中で言われた一言が、特に心に残っている。
「防火管理者は、“守る”ことを実行できる人でなければならない」

たとえば、避難導線を確保すること、
火の元を意識した環境を整えること、
有事にすぐ動ける体制をつくること──
これらは全て“仕組み”として構築されていなければならない。

今、自分が日々取り組んでいる業務改善も、
この「守る」という視点が加わることで、
また一段階、意味を持つようになった。

法令遵守と現場のリアル──“改善”に防災の視点を加えると?

普段から現場では、「効率化」や「時短」がキーワードになることが多い。
限られた人手と時間の中で、どうすれば安全でスムーズに回せるか。
それを考えるのが、私が取り組んできた“業務改善”だ。

だけど今回、防火管理者としての視点が加わったことで、
“業務の流れ”だけじゃなく、“災害時の動線”にも意識が向いた。

たとえば──
「ここに台車を一時的に置いておく」
「使っていないストレッチャーを壁際に並べておく」
そうした“つい”や“慣れ”が、
避難の妨げになる可能性があるということに改めて気づかされた。

これまでは、「業務のしやすさ」だけを考えてレイアウトや動線を考えていた。
でも、“もしもの時に命を守れる配置かどうか”という視点が加わると、
優先順位や判断基準が一気に変わってくる。

これまで私が進めてきた改善の方向性は間違っていなかったと思っている。
でもそこに「防火・防災」のレイヤーを重ねることで、
施設運営としての“本質的な強さ”が手に入る──
そんな感触があった。

チーム編成がもたらす結束と安心感

防火防災管理者の役割は、“責任者”として動くだけじゃない。
実際に災害が起きたとき、一人では何もできない。
だからこそ大切なのが、チームを作り、連携を育てること。

今回の講習でも強調されていたのは、「協力体制」の重要性だった。
初期消火、通報、避難誘導──
それぞれの役割を明確にし、動線や配置も考慮することで、
有事の際に“迷わず動ける職場”ができる。

でもこれは、ただの防災訓練の話じゃない。
日々の業務の中で「役割を持っている感覚」や「守り合う意識」が育まれれば、
それはチーム全体の“空気”を変える力にもなる。

最初は、「面倒くさい」「また仕事が増えるのか」と感じる人もいるかもしれない。
でもそれを、“命を守る大切な仕事”として伝えていくのが、私の役割なんだと思う。

不満や不安でまとまるんじゃなくて、
「この場所を守りたい」「仲間を守りたい」──そんな思いで生まれる絆こそ、
本当の意味で職場を強くしてくれる気がするんだ。

まとめ:守るために、強くなる

防火防災管理者講習に参加して気づかされたのは、「守る」という仕事の本質だった。
それは、決して誰でもできる仕事じゃない。
現場を理解し、信頼され、指示を出す力がある人が担うべき責任の重いポジション。

でもだからこそ、やりがいも大きい。

普段の業務改善も、防災という視点を取り入れることで、より実践的で意味のあるものになる。
例えば、「通路に物を置かない」という一見小さなルールも、災害時には命を守る行動につながる。

そして防火防災チームを編成することは、単なる業務分担ではなく、
チームの中に“共通の使命感”を生むきっかけにもなる。

不満や不安でまとまるんじゃなくて、
「この場所を守りたい」「仲間を守りたい」──そんな思いで生まれる絆こそ、
本当の意味で職場を強くしてくれる気がするんだ。

早速明日からチーム編成を頑張ろうかな!!

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