「時間を取り戻すための小さな工夫」

休みの日、ようやく気持ちが切り替わってきたなと思った矢先に
スマホに職場からの通知が届く──

「ああ、また気持ちが仕事に引っ張られた」
そんな経験、ありませんか?

僕もその一人です。
中間管理職という立場上、どうしても仕事が頭を離れないことも多くて。
でも、だからこそ少しずつでも「自分の時間を整える工夫」を積み重ねています。

今回は、そんな僕が日々試している小さな工夫を3つ紹介します。
無理なく続けられて、でも心の余白がちゃんと生まれる。
そんな方法を探している方に、届いたらうれしいです。

目次

はじめに

「せっかくの休日なのに、仕事のことが頭から離れない」

前回の記事では、そんな中間管理職としての葛藤を正直に書いた。
自分の時間を楽しんでいるときでも、ふと届く職場からの連絡。
それは想定内ではあるけれど、心にスッと入り込んできて、
気づけば気持ちが“仕事モード”に引っ張られている──

あれ以来、「どうすれば自分の時間をちゃんと守れるのか」
そんなことを改めて考えるようになった。

そして気づいたのは、
“完璧に切り替える”のは難しくても、
“少しでも整える”ための習慣なら、自分にもできるということ。

今回は、そんな中で僕が日々試している、
「時間を取り戻すための小さな工夫」を3つ紹介してみたいと思う。

僕が試している3つの工夫

通知設定を変える

昔の僕は、スマホの通知が来るたびにすぐ反応していた。
それが仕事関連だと分かっていても、つい気になって画面を開いてしまう。

気づけば、“通知が来たら即反応するのが当然”になっていた。
でもそのたびに、気持ちの流れが中断されてしまって、
プライベートの時間に仕事が入り込んでくる感覚が強くなっていった。

そこで始めたのが、“通知を受け取る時間を決める”という習慣。
具体的には、LINEや業務連絡の通知を【夜の20時〜翌朝8時まではOFF】にしている。

もちろん、緊急対応が必要なことがあれば例外もあるけど、
基本的には「今すぐでなくてもいい連絡」に関しては、
自分のタイミングで確認するようにしている。

たったこれだけで、“心の中の仕事スペース”に余白ができるようになった。

スマホを見るタイミングを決める

スマホって、いつでもどこでも使える便利な道具だけど、
だからこそ「いつでも見てしまう」クセがついてしまう。

僕自身も、以前は“なんとなく”スマホを開く時間が多かった。
トイレの中でも、食事中でも、ちょっとした隙間に無意識で画面を見ていた。

それが「業務連絡にすぐ気づく」ことに繋がってしまい、
結果的にプライベートが常に“中断される状態”になっていたんだと思う。

そこで僕が始めたのが、「スマホを見る時間を“決めておく”」こと。

  • 朝食後に10分
  • 昼休憩に10分
  • 夕食後にまとめてチェック

この3つに絞っただけで、スマホを見る回数が明らかに減ったし、
画面に振り回される時間がぐっと減った。

自分の時間を“スマホに乗っ取られない”ための、
シンプルだけど強力な工夫だった。

頭のスイッチを切るための小さな習慣

スマホの通知を減らしても、仕事のことが頭から離れないことってある。
特に職場の課題や、明日の準備などは、ふとしたときに浮かんできてしまう。

そんなとき、僕にとっての助けになっているのが“スイッチを切るための習慣”だ。

たとえば、僕はコーヒーを淹れるのが好きで、
「今日はここまで」と決めたときは、豆を挽いてゆっくり淹れるようにしている。

香りや手間のかかる作業が、“気持ちのリセットボタン”になってくれる。

他にも、

  • 10分だけ外に出て歩く
  • 部屋の照明を少し落とす
  • お気に入りの音楽を流す

こういった小さなことでも、「自分に戻る時間」がつくれるようになる。

心のスイッチを完全に切るのは難しい。
でも、“切り替えのきっかけ”をつくっておくだけで、
一日の質が少しだけ良くなった気がしている。

それでもうまくいかない日もある

ここまで紹介してきた工夫は、僕にとってはとても効果的だった。
けれど、正直なところ──毎日うまくいくわけじゃない。

「よし、今日はスマホを見ないようにしよう」と決めた朝でも、
急ぎの連絡が入れば、つい気持ちが引っ張られてしまうこともある。

“頭のスイッチ”を切ろうとしても、
仕事の課題がぐるぐると頭を巡ってしまう日もある。

でも、そういう日は「ダメだった」と自分を責めるのではなく、
「今日はそういう日だった」と受け止めるようにしている。

そしてまた、次の日に“整えるための小さな習慣”に戻るだけ。
完璧じゃなくても、少しずつ“戻れる場所”をつくっておくことが、
きっと今の僕にとって一番大事なんだと思っている。

まとめ

「自分の時間がなくなる」って、
本当に何かを奪われるというより、
じわじわと“心の余白”が削られていく感覚なんだと思う。

中間管理職という立場は、責任も大きく、自由は少ない。
それでも僕は、できる範囲で「整える努力」を続けていきたい。

今回紹介した3つの工夫は、どれも小さなことばかり。
でも、その“ちょっとした積み重ね”が、
自分の時間を少しずつ取り戻してくれると感じている。

もし、あなたも「気づけばずっと仕事のことを考えている」
そんな毎日に少しだけ疲れていたら──

今日紹介した中から、何か一つだけでも試してみてほしい。

それが、あなたにとっての「切り替えスイッチ」になるかもしれないから。

今回は、自分の時間を整えるための“内側”の工夫について書いてみました。

次回は少し視点を変えて──
「新しいものを買うんじゃなく、今あるものの使い方を見直す」
そんな小さな改善が、現場全体をラクにしてくれたエピソードを紹介します。

「変えたのは“使い方”だけ。
小さな改善で、みんなが笑顔になった話」

また、読みに来てもらえたら嬉しいです。

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